南モンゴル人権活動家 ホーチンフ氏三回忌記念集会







南モンゴルクリルタイ 公式サイトより:

告知

【10月26日 東京】南モンゴルクリルタイ学習会(南モンゴル人権活動家、ホーチンフ氏三回忌記念集会)のお知らせ 

今も南モンゴルは文化大革命時代同様の弾圧下にある

今年2019年は、南モンゴルにおけるモンゴル民族の人権改善と民族自決権を訴えたホーチンフ氏の三回忌を迎えます。ホーチンフ氏は、あらゆる弾圧に耐え、自らの病気とも戦いながら、生涯を通じてモンゴル民族のために訴え続けました。氏の偉大な業績を讃え、私たちも続いて南モンゴルの民族自決権を目指して戦いつづけることを誓う集会を開催します。

また、当日は、ユネスコ世界の記憶に登録を目指す、文化大革命時代の南モンゴル人ジェノサイドの記録資料の発表会も行います。そして、今も南モンゴルにおける中国共産党の政策は、モンゴル民族の滅亡を目指すという点では本質的に変わっていません。ぜひとも、皆様方のご参加をよろしくお願いします。

ホーチンフ氏(1954~2016)は、1981年段階で、内モンゴル自治区に大量の中国人を移住させる中国政府の計画に抗議、その後も、モンゴル文化・教育の保全を主張した結果、中国政府の逮捕、監禁、拷問を受けている。

ホーチンフ氏が主張したのは、モンゴル人の子供たちが充分なモンゴル語教育を受ける権利、モンゴル文化の保全、中国政府によるモンゴル伝統文化の破壊への抗議だった。彼女は逮捕後乳がんを発症、病苦に苦しんだが、2000年代にはウエブ組織にて、貧困なモンゴル人学生への支援活動を続けたが「民族主義的色彩が強い」という理由から、中国当局によって弾圧を受け、ウエブ運営者は逮捕された。これはモンゴル学生を支援しモンゴル文化の教育・保全を行おうとする行為自体が禁止される、人種差別的弾圧である。

ホーチンフ氏は生涯を通じて病苦と戦いつつモンゴル人の人権と文化保全のために努力し続けたが、逮捕と、自宅における監視が繰り返され、2011年には激しい暴力を受け、9月末には彼女がひどく傷つけられた顔の写真が流出した。監視中の警官が暴力をふるったものとされる。しかし、暴行を行った警官が処罰されたか否かは明らかではない。2016年、監視下にて、アメリカに留学する息子との自由な連絡もままならぬまま彼女は他界した。

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